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オストフリースラント茶


Ostfriesischer Tee 2001


 

「ドイツの紅茶」って、あまり知られてないですよね。

私たちが都会に住んでいた頃は、朝食とお茶の時間は、通常コーヒーを飲んでましたし、街にはコーヒーの専門店がたくさんあり、コーヒーは手軽に店先で立って飲めるものでした。

都会でも、数少ないお茶の専門店は薬草茶がメインで、店で買える紅茶は、香りも味もいまいちでしたのでいつもイギリス系のお店かオランダで買っていましたが、近年は薬草茶からアロマ茶、各種紅茶ミックスに至るまで、何でも買えるようになり味も改良されてきているようです。

ドイツ人が飲む紅茶の量は年々増えてきていて、1990年の調査では年平均一人当たり150gだったのが、現在(2000年)は250gだそうです。

オストフリースラント人は、年平均一人当たり2600gで10年前に比べると減ってきています。

昔は、オストフリースラント人の家庭には、コーヒーメーカーやコーヒー豆は置いてなかったそうですが、移住者が増えてきていることもあって、今はコーヒーの消費量も増えてきました。

1610年に、オランダからオストフリースラントに持ち込まれた紅茶は、すぐには流行りませんでしたが、イギリスでの紅茶ブームをきっかけに、エムデン、アオリッヒ、ノルデン、レーァで紅茶の専門店がオープンしました。

紅茶は、この地方の水質とマッチしたおいしい飲み物として、普及するにしたがってその値段も安くなってきて、1880年には、オストフリースラント全域に広がり、手軽に飲める庶民の飲み物になったということです。

「日本の緑茶」はここドイツでも有名で、19895月にオープンしたノルデンの"Teemuseum"(ティー博物館)にも、急須や茶碗等の日本の陶器が展示されています。


ティー・セレモニー

Teezeremonie



オストフリースラント人の家庭には、必ずワンセットあるといわれている紅茶のセット


紅茶を用意したら、氷砂糖「Kluntje(クルンチェ)」を

好みの数だけ、カップに入れます


氷砂糖の上から、カップに半分ぐらい紅茶を注ぎます量にすると、80mlぐらい


このように、氷砂糖がうっすらと見えるように注ぐのがオストフリースラント風


カップの内側の縁に沿って、生クリームを回し入れます


生クリームが、雲のようにじわじわーっと広がってきたらそのままかき混ぜずにいただきます


スプーンをカップに入れると「もういりません、ごちそうさま」という合図になります


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