Home


【楽天市場】ドイツ製映画、ドイツ関連映画DVD・ビデオのリスト

ドイツ映画情報ホーム  

ドイツ映画の紹介: 161-180


Google

WWW を検索 ドイツ映画情報内を検索


161■Schiller - シラー

162■Der Stich des Skorpion - デァ・シュティッヒ・デス・スコーピオン

163■Einmal so wie ich will - アインマル・ゾー・ヴィー・イッヒ・ヴィル

164■Die Heilerin - ディー・ハイラーリン

165■Wo ist Max Gravert? - ヴォ・イスト・マックス・グラヴァート

166■Verrueckt nach Paris - フェアリュックト・ナッハ・パリス

167■Spezialauftrag: Kindermaedchen - シュペツィアルアォフトラーク :キンダーメッドヒェン

168■Weil ich gut bin! - ヴァイル・イッヒ・グート・ビン

169Die Furchtlosen Vier - ディー・フルヒトローゼン・フィーァ (アニメ)

170■Kuess mich, Hexse - キュス・ミッヒ、ヘクセ

171■Angst hat eine kalte Hand - アングスト・ハット・アイネ・カルテ・ハント

172■Ausser Kontrolle - アウサー・コントロレ

173■Der Untergang  - デァ・ウンターガング - ヒトラー 最期の12日間

174■Angst essen Seele auf  - アングスト・エッセン・ズェーレ・アオフ

175■Good Bye, Lenin!  - グッバイ・レーニン - グッバイ、レーニン! 

176■Wenn der Vater mit dem Sohne - ヴェン・デァ・ファーター・ミット・デム・ゾーネ

177■Gegen die Wand - ゲーゲン・ディー・ヴァント - 愛より強く

178■Das Wunder von Bern - ダス・ヴンダー・フォン・ベルン - ベルンの奇蹟

179■Der bewegte Mann - デァ・ベヴェークテ・マン

180■Manta Manta - マンタ・マンタ


161


Schiller - Leben und Leiden eines Jahrhundert...(2004)★2005.05.17掲載

シラー


監督:マルティン・ヴァインハルト

出演:マティアス・シヴァイクヘーファー、ロベルト・デレ、テレーザ・ヴァイスバッハ、ユルゲン・トゥラッハ、バーバラ・アオァー、他


  

                      劇団長(トゥラッハ)とシラー        執筆に明け暮れるシラー


今年はフリードリッヒ・シラーが亡くなってから200年、「ドイツ・シラー年 」でシラーがクローズアップされ伝記映画も作られた。映画は少年時代のシラー、「Die Raeuber - ディー・ロイバー(群盗)」(1781)でセンセーションを巻き起こし執筆禁止となるまで。シュトゥットガルトからマンハイムへ逃亡し、国際劇場の戯曲「Fiesko - フィエスコ(フィエスコの反乱)」(1783)を執筆するまでのシアターの関係者たちとの交友関係を中心に描かれている。 シラー役を新進若手俳優マティアス・シュヴァイクヘーファーが演じている。 「Herz im Kopf」にも出演していたシュヴァイクヘーファーはドイツではダニエル・ビュール以来の国際的俳優として今後期待されている。 他、シラー関連映画もDVD化されている。■Friedrich Schiller - Triumph eines Genies(1940)■Kabale und Liebe (1959) Schiller - Live (Er) Leben(2004) ■Schiller - Leben (2004) ■Schiller - Weltreise (2001) (MICK)


トップ

162


Der Stich des Skorpion (2004)★2005.05.17掲載

デァ・シュティッヒ・デス・スコーピオン


監督:シュテファン・ヴァーグナー

出演:イェルク・シュッタォフ、マルティーナ・ゲデック、マティアス・ブラント(元連邦首相ヴィリー・ブラントの息子)、

マティアス・ブレナー、ウルリーケ・クルムビーゲル、カトリーン・キューネル、ハネス・イェニッケ、他


        

 拷問にかけられるヴォルフガング      アンネとヴォルフガング              フォルカーとヴォルフガング


ヴォルフガング・シュタイン(シュッタォフ)は東ドイツからの逃亡を企て逮捕される。「他に逃亡計画を経てた仲間いるのか?誰が逃亡を企てているのか?」などの尋問や拷問を受け留置されていた。 7年後の1970年、西側が彼を買い取り、ヴォルフガングは釈放される。 ヴォルフガングは西ドイツ入国の際、健康診断を受けさせられ、看護婦のアンネ(ゲデック)に一目惚れし、後にカップルとなる。 同じバスで西側に来たフォルカー(ブラント)はガールフレンドのビアンカ(キューネル)と、ヴォルフガングの前に現れ、友人としての付き合いが始まる。 ヴォルフガングは、東側の政治関係者たちを逃亡させる手伝いを開始するが、相棒が「終始監視されている」と恐怖症になり仕事を降り、相棒の後継ぎをフォルカーに依頼する。 ヴォルフガング、アンネ、フォルカーとビアンカは4人で一日海岸でキャンプを楽しんでいた。 その夜、ヴォルフガングが原因不明の全身ケイレンを起こし病院へ運ばれ一時心臓停止するが医者の処置で息を吹き返した。 毒を口にしたのが原因だということだ。 その後フォルカーたちの消息が知れず、東側の秘密警察に殺されたのではと察して、逃亡の手伝いも止めることにした。 二人の間には娘も生まれ、家族3人で幸せに暮らしていた。 東西統一後、ヴォルフガングは自分たちを終始マークしていた秘密警察のことを知るために東側へ行き、彼の調査資料コードネーム「オペレーション・スコーピオン」を手にする。 そこには彼の行動の数々が写真付きで記録されていた。 オペレーションに関わっていた人物名簿の中に、フォルカー、ビアンカ、そして、妻の名前を見つけヴォルフガングは愕然とする。 戦後200名以上のドイツ人を東側から逃亡させ、東側から目をつけられてきた実在の人物「最もたくさんの人を逃亡させた助っ人」ヴォルフガング・ヴェルシのバイオグラフィーをベースにドラマ化された。 東側はヴォルフガングの暗殺を企て射撃、自動車爆発、毒薬など試みたが、ヴォルフガングは運良く逃げ延びた。(MICK)


トップ

163


Einmal so wie ich will (2004)★2005.05.17掲載

アインマル・ゾー・ヴィー・イッヒ・ヴィル


監督:ヴィヴィアン・ネッフェ

出演:ゼンタ・ベルガー、ゲッツ・ゲオルク、ペーター・ズィモニシェック、ジャネット・ハイン、フィリップ・ペータース、他


マルニーとエマ


ネッフェ監督は私の好きなドイツ女流監督の一人。ゴルフ場を作る土地を買うためフェルディナント(ズィモニシェック)は妻のエマ(ベルガー)を連れて南アフリカへ来た。 休暇を楽しむこともできず、夫の言うがままに「はい、はい」と後をついて行くエマ。 エマが意見しても聞き入れてもらえない。 結婚してから30年間こんな状態が続いている。 契約のため二人でケープタウンヘ向かう途中、エマは「一度でいいから、私の好きなようにしたい」(Einmal so wie ich will)とフェルディナントと喧嘩して車を降りて一人で町へ戻る。 ドイツから移住して南アフリカに住んでいるドイツ人マルニー(ハイン)と父親ジョン(ゲオルク)の家に泊まらせてもらうが、ジョンはエマに対してよく思っていないようだ。 ジョンはダチョウ農園がうまく行っておらず借金を抱えていて、フェルディナントが農園を買い取りたいと言っているらしい。 都会で育ったエマとアフリカで暮らすジョンとは何からないまで正反対で、事あるごとに対立していた。 農園を救うため、ドイツから観光客を呼んでジョンを驚かせようとするエマに、ジョンは「余計なことをするな」と突き放す。が、ジョンは実はエマにひかれていた。 夫に「これからは好きなようにしていいから戻ってきて欲しい」といわれエマはクリスマスにドイツに戻るが、時が経つうちに以前の生活状態に戻っていく。空を飛ぶ飛行機を眺めるエマ、ジョンも飛行機を見るたびエマが乗ってるのではないかと、いつか戻ってくることを信じていた。(MICK)


トップ

164


Die Heilerin (ドイツ/オーストリア:2004)★2005.05.17掲載

ディー・ハイラーリン


監督:ホルガー・バルテール

出演:ルトゥ・ドゥレクセル、ブランコ・ザマノフスキー、ジェノ・レヒナー、マルクス・ボーイセン、レア・クルカ、他


     

              マリオン、ラォラ、ハルフリート                 ハルフリートとルディー


子どもの頃、突然、亡くなった人たちが見えるようになり、恐怖で叫ぶたびに、両親に気違い扱いされて精神病に入れられたハルフリート(ドゥレクセル)は、エレクトロショックの影響か理由は分からないが、患部に手を当てて治療する不思議な力が備わっていた。 ハルフリートは医者のルディー(ザマノフスキー)と結婚し、娘のマリオン(レヒナー)も医者になり、美容整形外科医のトーマス(ボーイセン)と結婚し、娘ラォラ(クルカ)はハイスクールの寄宿舎に入っている。 マリオンは夫の複数に渡る浮気に嫌気をさしていて、結婚20周年記念の日二人だけで過ごしたかったマリオンの前で他の女性といちゃつく姿を見て、娘と共に実家に帰る決意をする。 実家の診療所は、昔のままだが、マリオンのやりたいように改良し4人の生活が始まった。 ハルフリートはマリオンが小さい頃からもう癒しはやらないと約束していたが、医師に治せない患者を密かに癒してしまい噂が広がって遠くから患者が集まってくる。 夫やマリオンの手前、診療所で癒しをするわけにいかないので丘の上の山小屋で癒しを行うが、おかげでマリオンのところには患者がさっぱり来なかった。 ハルフリートには未だに死者が見えるが、彼らに話し掛ける姿を見たマリオンは母親が精神異常と判断して癒しをやめるように言う。 その頃、ラォラにも死者が見えるようになってきた・・・。 ドイツには現在、霊能、癒し、占い、預言など行う人が1万人ほどいるそうだが、2004年3月には、医院や診療所で、薬や医療機を使わない癒し(職業証明書なしも可)を行ってもよいと連邦憲法で決められたそうだ。(MICK)


トップ

165


Wo ist Max Gravert? (2005)★2005.05.17掲載

ヴォ・イスト・マックス・グラヴァート


監督:ラルス・クラオメ

出演:アンドレア・サヴァツキ、イェルク・シュッタォフ、トム・シリング、ユルゲンフォーゲル、ベルナデッテ・ヘーァヴァーゲン、

オリヴァーボーツ、他


         

           トムと二人で保険会社に怒鳴り込むローマン   フリッツから調査状況を聞き出そうと近づくユリア


最近、見たTVシリーズ「Tatort:事件現場」に、主役級の俳優陣がたくさん出ていたので、「あれっ?」と思って、詳しく見たら監督が映画「Viktor Vogel - Commercial Man/コマーシャル・マン(2001)のラルス・クラオメでした。 ラルス・クラオメは2003年12月14日放映のTatortの監督もしてましたね。 シャルロッテ・ゼンガー警部(サヴァツキ)とフリッツ・デルヴォ警部(シュッタォフ)のコンビが事件を担当する。 命が後、数ヶ月という不治の病に侵されている患者から生命保険の保険金受取権を買い、保険の受取人となった人から高額を受け取っているマックス・グラヴァート。 死後には受け取れない保険金を生前に貰って残りの人生を有意義に過ごそうとする患者には、一銭もお金が入ってこなかった。 トム(シリング)とローマン(フォーゲル)は、保険会社や仲介人を襲ってマックス・グラヴァートを探すがマックスは海外に姿をくらましてしまう。 警察側は海外での捜索には数ヶ月かかると、犠牲者に静かに残り人生を過ごすよう勧めるが、被害者の一人ユリア(ヘーァヴァーゲン)はデルヴォ刑事に近づきマックス・グラヴァートの行方を探る。 マックス・グラヴァートはドイツから7カ国へ7枚の航空券を買い逃亡先からまた7枚の航空券を買うという手口で移動していたが、そのうちの一枚の行き先がドイツであることを突き止め逮捕の準備をするが、デルヴォから盗み聞きしたユリアの口コミでローマンが先にマックス・グラヴァートを見つける。 ローマンは、なぜマックス・グラヴァートが後数ヶ月の命という患者たちを騙したのかを死ぬ前に知りたかったのだ。 (MICK)


トップ

166


Verrueckt nach Paris(2002)★2005.05.17掲載

フェアリュックト・ナッハ・パリス


監督:パゴ・バールケ、アイケ・ベズーデン

出演:ヴォルフガング・ゲッチ、フランク・グラーブスキー、パオラ・クライネ、ドミニク・ホルヴィッツ、アグライア・スズィスコヴィッツ、

マルティン・リュットケ、コリナ・ハルフォウフ、マリオン・ミッターハマー、ミヒァエル・ゴッデ、ヨゼフ・ボルツ、ドリス・クンストマン、

ヘラ・フォン・ズィネ、他


       

          ケルンにてフィリップ、ヒルデ、カール         パリにて行方不明になったフィリップを探す


カール(ゲッチ)と身体障害者のフィリップ(グラーブスキー)はブレーメンの施設の作業所で、毎日、木のアヒルを作り、ヒルデ(クライネ)は厨房で毎日ジャガイモの皮むきばかりさせられている。 施設で暮らす障害者たちは皆、同じことの繰り返しの毎日に飽き飽きしていた。 自分の意思で何かをすることが許されず、養護者なしでは外出できない。 養護者たちも主任を含めて4人で施設の全員に目が行き渡らない。 カール、フィリップ、ヒルデの3人は、いつかパリに行きたいと密かに計画をたてていた。 バス遠足の日、3人は養護者のエノ(ホルヴィッツ)の目を盗んで施設を脱出し、長年の知り合いの国鉄車掌の力を借りて列車でケルンへ行く。 パリ行き特急の時間までケルンで過ごすが、心無い人たちにいじめられフィリップの車椅子が破壊して、国鉄の救護人に保護されるがそこもうまく逃げ出す。 主任から怒鳴られ3人を追跡するエノ。 3人は無事に夜行に乗り列車で知り合ったパリで暮らすクリス(スズィスコヴィッツ)の力を借りて追い詰めるエノからも逃げ出す。 3人のパリでの大冒険がハラハラドキドキ。 エノは任務で障害者たちと連れ戻さなければならなかったが、障害者たちの意思と純粋な気持ちを知り一人の人間として接するようになる。  主演の3人はシアターで「ファオスト」などを演じている人気者。 最初はセリフが聞き取り辛かったが、次第に慣れる。 セリフも飾ってないので思っていること感じたことがストレートに表現されていて、ドイツで大ヒットしたコメディー。 障害者以外の出演者は支援のため奉仕で出演していて、DVDも通常より値段が高くなっていて施設の運営費として寄付されている。 (MICK)


トップ

167


Spezialauftrag: Kindermaedchen(2005)★2005.05.17掲載

シュペツィアルアォフトラーク: キンダーメッドヒェン


監督:スィビル・ターフェル

出演:アニカ・ドヴァ、ヨナタン・ベック、ドミニク・ラーケ、バーバラ・マグダレーナ・アーレン、ブルーノ・エイロン、他


 

ジャッキー、ヘンリー、レオン         レオン、ジャッキー


11才のレオン(ベック)は母を無くしてから父ヘンリー(ラーケ)と二人暮し。 ヘンリーは仕事で留守にすることが多く、レオンには家政婦権ベビーシッターが必要だったが、レオンが気に食わないベビーシッターを首にしてしまう。 レオンは父親好みで母親代わりになってもらえるような美人でセクシーで自分の言うことを聞いてくれるベビーシッターを自分で探すと言って、友達に頼んでインターネットで条件に合う女性を探すが、なかなか見つからない。 レオンが目を話したすきに、友達がこっそり18歳未満お断りのサイトにアクセスして、レオンに女性を選ばせる。 レオンは美人のジャッキー(ドブラ)を一目で気に入り、早速家に来てもらうことになった。 そうとは知らず、セクシーな服で現れるジャッキー。 おかしいと思いつつもレオンはジャッキーを気に入り、ヘンリーもレオンに同意する。 ジャッキーは借金があるので夜の仕事を休むわけにも行かずベビーシッターを断ろうとするが、15年前にジャッキーを残してカナダに移り住んだ父親が急に連絡してきて会いたいと言う。 ジャッキーは父親には、「医者と結婚して息子と幸せに暮らしている」と言ってあったのでレオンに頼んで息子を演じてもらうことにしたが・・・。 レオン役のヨナタン・ベックは1991年生まれで、現在までに15本の映画やTV映画に出演している人気の子役で演技がとてもうまい。 それもそのはず、ヨナタンの父親はは映画エーミールと探偵たちにも出演していたルーフス・ベックでルーフスはハリーポッターの語りCDを一人でこなすほどの演技派俳優で、ハリーポッター読み語り(ライブで視聴者の前で本を読み語る)は親子で行ったこともある。(MICK)


トップ

168


Weil ich gut bin!(2002)★2005.05.17掲載

ヴァイル・イッヒ・グート・ビン


監督:ミゲール・アレクサンドレ

出演:トム・シリング、 ユリア・フマー、ディーター・ランドゥリス、ネレ・ヒッペ・ディヴィス、ベアトリース・ジョン・ピリッペ、

ニーナ・ペトリ、ユーレ・ベーヴェ、他


 

                    ミュッケ、ベトケ               ミュッケ、スヴェタ


主演のトム・シリングはかわいいアイドル系の俳優として「Herz im Kopf」(ヘルツ・イム・コップフ) 「Verschwende deine Jugend」  (ヴェァシュヴェンデ・ダイネ・ユーゲント)などに主演したが、最近も「Napola - Elite fuer den Fuehrer」(ナポラ)、「Agnes und seine Brueder」(アグネス・ウント・ザイネ・ブリューダー)、「Egoshooter」(エゴシューター)などで立て続けに劇場映画に主演して演技力も評価されてきた。宝石を盗み少年院に送られたミュッケ(シリング)は自動車の販売人ベトケ(ランドゥリス)の監視の元で働くことになった。ベトケも若い頃不良だったが今では出所した少年たちの世話をしている。 ミュッケは真面目になろうと働き始めるが、ミュンケのガールフレンドのスヴェタ(フマー)の母親(ペトリ)はアル中で、妹ユリア(ヒッペ・ディヴィス)は、ミュンケの以前の強盗仲間に売春をさせられ、スヴェタはこんな生活から抜け出したかった。 ミュンケは仲間に口説かれスヴェタと家出するためのお金欲しさに、仕事先のオールドタイマー展示会の自動車を盗む。(MICK)


トップ

169


Die Furchtlosen Vier(1997) - Anime★2005.06.20掲載

ディー・フルヒトローゼン・フィーァ (アニメ)


監督:ミヒャエル・コールドウェイ、エバァハルト・ユンカースドルフ

声の出演:マリオ・アドルフ、ヘルムート・エングラー、ベルント・シュラム、サンドラ・シュワルツハォプト、

カタリーナ・タールバッハ、クラォスユルゲン・ヴッソゥ、フランク・ツァンダー、他



キャラクターはディスニー系。有名歌手がアフレコを担当するミュージカル・アニメ。グリム兄弟の「ブレーメンの音楽隊」がモチーフになっている。放浪途中に出会った、飼い主から捨てられた犬のバスター、農場で使い物にならないとメカ・ロバと交換させられたロバのフレート、やさしい飼い主が亡くなって独りぼっちになってしまったネコのグヴェンドリン、雌鳥に追い出された雄鶏のトルテリーニはミュージシャンになるためパリへ向かうことにした。道の分かれ目でブレーメンとパリの標識が入れ違い、4匹はブレーメンへたどり着いてしまう。 ブレーメンではソーセージ工場のマフィアたちが、不正に動物たちを捕らえてソーセージにして売っていた。 4匹は工場のマネージャーに連れて行かれ、ソーセージのマーシャルソングを歌わされ、ソーセージの売上が上がりバンドの人気が出てきた。 4匹は動物たちが加工の犠牲になっていると知らず、有名な歌手になっているとばかり思っていたが、事実を知り仲間の救出を試みる。(MICK)


トップ

170


Kuess mich, Hexe (2005)★2005.06.20掲載

キュス・ミッヒ、ヘクセ


監督:ディートハルト・キュスター

出演:クリスティアーネ・パオル、カティヤ・リーマン、ヴォタン・ヴィルケ・メーリング、マティアス・ハビッヒ、ラインハルト・マイ、他


カルラとハリー


カルラ(パオル)が子どもの頃、白魔術師(良い悪魔)の父(マイ)が地獄の主(ハビッヒ)に呪いをかけられ木の中に閉じ込められてしまう。 それ以来、カルラの世話をしている魔女のミランダ(リーマン)はカルラに満月の真夜中に悪魔に人間の魂を売ることにより、呪いが解けて父親を開放できると言い含んで、カルラが本格的な魔女になれるように手助けし、スキャンダル専門のレポーターのハリー(メーリング)をいけにえとして選ぶが、ハリーはカルラにひかれ、カルラも彼を犠牲にすることができず儀式を中断しようとする。カルラとハリー二人がパラシュートで飛び降りるシーンではラットルズのThe Witch(ザ・ウィッチ)がかかっていた。「グッバイ・レーニン」を手がけたx-filme製作のファンタジー・コメディー。(MICK)


トップ

171


Angst hat eine kalte Hand (1996)★2005.06.20掲載

アングスト・ハット・アイネ・カルテ・ハント


監督:マッティ・ゲショネック

出演:コルネリア・フロベス、カチャ・リーマン、ウドー・ザメル、ペーター・ザットマン、セベン・エリック・ベッヒトルフ、

モニカ・ブライプトロイ、ヘルムート・シュタインハォアー、他


 

へディーとオスヴァルト警部


勤務を終えた看護婦へディー(フロベス)はクリニックの駐車場で何者かに拉致される。 一週間後、開放されたヘディーは警察に訴えてきた。 へディーの記憶も曖昧で、犯人について何ひとつ証言できず、調査の手がかりになるような証拠がない。警察はヘディーが妄想で、でまかせを言っているのか?それとも、本当に事件に巻き込まれたのか判断がつけられず、調査もできない。 オスヴァルト警部(リーマン)は、ただ一人ヘディーを信じ、独断で調査をするため、彼女と接して、小さな事柄も思い出させようとするが時間が必要だった。 犯人を突き止めようとすれば今度は殺されるかもしれない、このままにしておいた方がいいのか、戸惑うヘディーを見守るオスヴァルト警部。 二人は、犯人がなぜへディーを殺さず開放したのか知りたかった。 そんな折、ヘディーが犯人のひと言「Angst hat eine kalte Hand (不安は冷たい手をしている)」を思い出す。 オスヴァルトは警察署で偶然、警察犬の調教師ボーネ(ザメル)が「Angst hat eine kalte Hand」と言っているのを耳にする。 演技派女優フロベスの演技が見もの。(MICK)


トップ

172


Ausser Kontrolle (2004)★2005.06.20掲載

アウサー・コントロレ


監督:クリスティアン・ゲルリッツ

出演:クリスティアーネ・パオル、ヨゼフ・ビーァビッヒラー、ユルゲン・フォーゲル、スザンネ・フォン・ボル ゾディ、

エファ・ホーゼマン、クリスティアン・レードゥル、ロルフ・ベッカー、ヘルマン・ラオゼ、他


       

      リザ、スィルヴィア、ディーター          ディーター、スィルヴィア          ディーター、イエルク


1998年にグリメ賞・金賞を受賞したゲルリッツ監督の「Freier Fall フライヤー・ファル」(1996)の続編。 歌手のリザ(パオル*歌はシュテファニー・フンデルトマルクが歌っている)は年が離れている舞台脚本家で飲んだくれのイエルク(ビーァビッヒラー)と病気の娘の3人暮らし。2年間の育児休暇を終え、芸能界にカムバックするが芸能界復帰を反対するイエルクは娘の世話もせず、飲んでは眠ってしまい娘を任せておけない状態で、リザは仕事で留守の間も気が気ではなかった。 イエルクの友人でジャーナリストのディーター(フォーゲル)はスィルヴィア(フォン・ボルソディ)と結婚しているが、リザにひかれていて、リザのカムバックにより交流が増え密会するようになる。 イエルクは信じていた友人が最愛の妻を寝取ったと知り、リザの留守中にディーターを家に呼んで「自殺について」インタビューをすることにした。 その後イエルクがマンションのベランダから飛び降りた(自殺)か落ちた(殺人)か、コントロールがきかなくなる(Ausser Kontrolle)までの原因と結果が、現在と過去の回想シーンと4人それぞれの立場から見たシーンを絡めて構成されていて、最後まで画面から目が離せない。(MICK)


トップ

173


Der Untergang (2004)★2005.08.08掲載

デァ・ウンターガング

ヒトラー ~最期の12日間~


監督:オリヴァー・ヒルシビーゲル

出演:ブルーノ・ガンツ(アドルフ・ヒットラー)、ウルリッヒ・マッテス(ヨゼフ・ゲッベルス)、ユリアーネ・ケーラー(エファ・ブラウン)、

アレキサンドラ・マリア・ララ(トラオデル・ユンゲ)、コリナ・ハルホウフ(マグダ・ゲッベルス)、

ハイノ・フェルヒ(アルベルト・シュペーァ)、クリスティアン・ベルケル(医者シェンク)、マティアス・ハビッヒ(医者ハーゼ)、

トーマス・クレッチマン(ヘァマン・フェーゲライン)、ミヒャエル・メンドゥル(ジェネラル・ヘルムート・ヴァイドリンク)、

ウルリッヒ・ネーテン(ハインリッヒ・ヒムラー)、ビルギット・ミニッヒマイヤー、アンドレ・ヘンニッケ、ロルフ・カニース、

ディーター・マン、クリスティアン・レードゥル、ゲッツ・オットー、他



映画公開前に、ドイツ人はこういう映画は好きだろうか?という質問が出たが、ドイツ他国際的にヒットし、2005年アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。ドイツ人に対する質問でも、ヒットラーを知らない子供たちに事実を伝えたいという人もいて観覧年齢制限なしで公開された。私が見た映画は、劇場公開作品より30分長いノーカット版でした。この映画はドキュメントタッチで作られているが、ヒットラー最後の日のヒットラーや周りの人たちの内面から描写されてる。ドイツ語で見るとよく分るが、かつてヒットラーをこのように演じた人はいないといわれるガンツのすばらしい演技が見もので、容姿からしゃべり方、手の振るえなど細かいところまで再現していて、一緒に仕事をしていたスタッフや俳優たちが、いかにも自分たちが、その場にいるような(当時のヒットラーのそばにいるような)感じだったと言っている。信頼していた人たちがどんどん離れていき、裏切られ涙するヒットラー、外で何が起こっているのか知らず、やさしいヒットラーを見てきた秘書ユンゲ、外では戦争が行われているというのに、毎日、宴会騒ぎをしていたブラウンなど、まるで精神異常者のように思える。多くの側近はヒットラーに降伏するように勧めるがそれを聞かず、ヒットラーから離れていく者たちを裏切り者と呼び彼らを射殺するよう命じる。1945年4月30日、ヒットラーはブラウンと総統官邸地下壕で自殺後遺体はすぐ焼却された。監督はes[エス]のオリヴァー・ヒルシビーゲル。(MICK)


トップ

174


Angst essen Seele auf(1974)★2005.08.08掲載

アングスト・エッセン・ズェーレ・アオフ


監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー

出演:ブリギッタ・ミラ、エル・ヘディ・ベン・サレム他



ファスビンダー監督の映画は、彼の変わった性格のせいか、一緒に作る人も演じる人も観客も好みが別れるが、映画の出来はドイツ映画を代表できるものだという。彼は1982年にコカインによって死去するまで13年間に29本の劇場映画と12本のテレビ映画を作ったが、自分が納得いくように脚本も自ら手がけ、俳優の演技が気に入らなければいやみを言う俳優泣かせの監督だったらしい。彼の作品の登場人物はこの映画もそうだが、着飾って表面敵に作られたものではなく、人物そのもの、生活感情をそのまま捉えている。この映画は、60才のエミ(ミラ)と20才年下のモロッコ人のアリ(サレム)の関係を描いている。ミラはこの映画で遅ればせながら一躍人気が出たということだ。(MICK)


トップ

175


Good Bye, Lenin!(2003)★2005.08.08掲載

グッバイ・レーニン 

グッバイ、レーニン!


監督:ヴォルフガング・ベッカー

出演:ダニエル・ブリュール、ニコ・レーダーミュラー(11才のアレックス役)、カトリーン・ザス、マリア・ズィモン、

チュルパン・カマトヴァ、フロリアン・ルーカス、アレキサンダー・バイヤー、ブルクハルト・クラオスナー、

ミヒャエル・ゲヴィスデック、クリスティーネ・ショルン、ユルゲン・ホルツ、ヨッヘン・シュテルン、シュテファン・ヴァルツ、他



東ベルリンで暮らすケルナー家。医師である父親の西側逃亡により、ショックで母親クリスティーアーネ(ザス)がしばらく話をしなくなってしまった。アレックス(ブリュール)と姉のアリアーネ(ズィモン)は母親を守りながら成長した。1989年10月7日、東ドイツ40周年記念の日、クリスティーアーネは、解放運動のデモに参加する息子を目撃し、ショックで心臓発作で倒れ意識不明となる。アレックスはデモで一緒だった看護婦の卵、ララ(カマトヴァ)と病院で再会し、二人はクリスティーアーネを熱心に世話する。クリスティーアーネはコマから目を覚まし家に戻ることになったが、昔の記憶が所々消えていた。医者からは「興奮させないように」との指示を受け、アレックスはドイツ西東が統一し環境が一変したことが母親にとって最大のショックであると考え、家の中で母親がコマに陥る前の東ドイツでの生活を継続しすることにした。西側から入ってきたものは母親の目に触れさせてはいけないと、母親の知り合いや友人、訪問する人にも説明し演技をしてもらう。着る物、食べる物、特にテレビには気を使う。幸いアレックスはテレビアンテナのセールスマンとして働いているので、仕事仲間のデニス(ルーカス)と共にニュースを撮ってそのビデオを母親に見せていた。時が経つうちに環境の変化に気づくクリスティーアーネであるが・・・。ドイツ映画賞最優秀作品賞、監督賞、最優秀男優賞を受賞し、各国でもヒットし話題となった。(MICK)


トップ

176


Wenn der Vater mit dem Sohne (1955)★2005.08.08掲載

ヴェン・デァ・ファーター・ミット・デム・ゾーネ


監督:ハンス・クヴェスト

出演:ハインツ・リューマン、オリヴァー・グリム、ヴェアルトラオト・ハース、ロベルト・フライターク、他



ドイツに来てからテレビでこの映画を見たとき、ドイツにもこうした親子の深いつながりのある映画があるんだなぁと思っていた。親子といっても、息子は最後には実の両親の元に行ってしまうが・・・。大道芸であちこち渡り歩くテディー(リューマン)とウリーのおかしく悲しい物語。テディーが寝る前に歌って聞かせる「La le lu...」は誰でも口ずさめる動揺のようにドイツ人もみんな知っているとのこと。(MICK)


トップ

177


Gegen die Wand (2004)★2005.08.08掲載

ゲーゲン・ディー・ヴァント

愛より強く


監督:ファティ・アーキン

出演:Sibel Kekilli(シベル・ケキリ)、Birol Uenel(ビロール・ユーネル)、Catrin Striebeck(カトリン・シュトリーベック)、

Meltem Cumbul、Stefan Gebelhoff(シュテファン・ゲベルホッフ)、Francesco Fiannaca、Mona Mur(モナ・ムァ)、

Ralph Misske(ラルフ・ミスケ)、Philipp Baltus(フィリップ・バルトゥス)、Hermann Lause(ヘルマン・ラオゼ)、

Karin Niwiger(カーリン・ニヴィガー)、Demir Goekgoe、Cem Akin、Aysel Iscan、Monique Akin、Canan Ata、

Cahit Aygueler、Adam Bousdoukos、Yilmaz Canan、Aytun Ede、Selim Erdogan、Tugay Erverdi、Nurcan Esmertuerk、

Marco Greiser、Orhan Guener、Sileyman Kaplan、Hatun Kazci、他



2004年のベルリン映画祭で金の熊賞を受賞し、ドイツ映画賞とヨーロッパ映画賞にも輝いた作品。40才のCahit(ユーネル)はアル中で自殺願望を抱いている。トルコ人女性スィベル(ケキリ)は20才、同じく自殺したいと考えていた。そんな二人が出会い恋する。スィベルは家族の束縛から逃れるため、Cahitに仮の結婚を頼むが断られ、自殺を遂行する。当時、女優としてのケリキではなく、彼女のヌード写真が一人歩きし雑誌や新聞に掲載されスキャンダルとなり、ケキリは授賞式の会場で涙ながらにマスコミを批判した。ドイツでは多くのトルコ人が活躍しているが、実際には人種差別は絶えない。アーキン監督はすでにドイツでは有名であるが、この映画が国際映画祭で賞を取るなど話題になったため「トルコ人」に拘った一部のドイツ人がいたのだと思う。個人的なトルコ人に対する感情を、メディアを利用して表面化させた卑劣な行為により、人権問題がクローズアップされた。(MICK)


トップ

178


Das Wunder von Bern (2003)★2005.08.08掲載

ダス・ヴンダー・フォン・ベルン

ベルンの奇蹟


監督:ゼンケ・ヴォルトマン

出演:ペーター・ローマイヤー、ルイス・クラムロート、ヨハンナ・ガストドルフ、ミルコ・ラング、ビルテ・ヴォルター、

カタリーナ・ヴァッカーナーゲル、ルーカス・グレゴロヴィッチ、ペーター・フランケ他


           マティアスとリヒャルト                 ナショナルチームのメンバー


ヴォルトマン監督自身サッカー選手だったそうで、アメリカ進出に失敗してからドイツに戻り手がけた大作。ドイツのサッカーナショナルチームが優勝した1954年のベルン・サッカー・ワールドカップがテーマ。ヴォルトマンは当時の選手と似ているだけではなく実際にサッカーがプレーできる俳優を探したそうで半端じゃない。マティアス役ののルイス君と父親リヒャルト役のペーター・ローマイヤーは実の親子。(MICK)


トップ

179


Der bewegte Mann (1994)★2005.08.08掲載

デァ・ベヴェークテ・マン


監督:ゼンケ・ヴォルトマン

出演:ティル・シュヴァイガー、カティヤ・リーマン、ヨアヒム・クロール、ルーフス・ベック、アーミン・ローデ、マルティーナ・ゲデック、

カイ・ヴィーズィンガー他


   シュヴァイガー   ヴィーズィンガーとリーマン      ゲデックとリーマン        ベック、クロール、ローデ


ラルフ・ケーニッヒのコックスの映画化。ガールフレンドのドロ(リーマン)にアパートを追い出された、女好きで浮気ばかりしている優柔不断なアレックス(シュヴァイガー)は、友達にも呆れられ行くところがない。友人のホモのヴァルター(ベック)に頼んで、やはりホモのノーベルト(クロール)のところに居候させてもらうことになった。ノーベルトがアレックスに好意を抱き始めたころ、ドロが尋ねてきて「妊娠している」と告げる。果たして、アレックスは変わる事ができるか?小生意気な台詞とおかしな言葉のやり取りが笑えるラブコメディーで600万人を超える観客を動員したヒット作。この年のドイツ連邦映画賞と監督賞を受賞している。(MICK)


トップ

180


Manta Manta(1991)★2005.08.08掲載

マンタ・マンタ


監督:ヴォルフガング・ビュールト

出演:ティル・シュヴァイガー、ティナ・ルーラント、シュテファン・ゲーベルホッフ、レーナ・サビーネ・ベルク、ミヒャエル・ケスラー、

マルティン・アルムクネヒト他


  

                  ウッシー           ベルティー           マンタ


マンタのベルティー(シュヴァイガー)がメェルツェデス・ベンツのアレックス(アルムクネヒト)とカーレースの賭けをする。賭けたものはお金ではなくベルティーの恋人ウッシー(ルーラント)。ウッシーは実は妊娠していて、賭けに勝ったお金で新居を準備したいと思っていた。映画の評はそれほどよくなかったもの、シュヴァイガーとルーラントの人気は上々だった。(MICK)


トップ



copyright(C) JAPAN ART DESIGN 当サイトの情報・写真の無断転用を禁じます