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ハーブの用い方


標準的な薬草の用い方を紹介します。細かい説明は各薬草の説明のページを参考にしてください。



 


Kraeutertee:クロイターテー/Aufguss:アオフグス◆薬草茶/薬草煎汁◆


・指定量の薬草を、カップまたはティーポットに入れて、煎じて用いる。

「標準の煎じ汁の使用量などの目安」

・熱湯1カップに対して乾燥した薬草小さじ1杯(23g)、または新鮮な薬草小さじ2杯(46g)、

 ポットは、熱湯500mlに対して、乾燥した薬草20g、新鮮な薬草30gを用いる。

・用いる量は、一日34回、500mlまで。

・煎じ茶は、密閉して冷暗所に保管して24時以内に用いること。

     

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Dekokt:デコックト/Abkochungアップコッホゥング◆煮出し汁◆


薬草と水をなべに入れて、火にかけ2030分弱火で水の量が2/3になるまで煮詰め、その茹汁を用いる。

「標準の煮出し汁の使用量などの目安」

・水750mlに、乾燥した薬草20g、または新鮮な薬草40gを用いて、水の量が500mlになるまで煮詰める。

・用いる量は、一日34回、500mlまで。

・煮出し汁は、密閉して冷暗所に保管して48時以内に用いること。

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Tinktur:ティンクトゥーァ◆チンキ◆


薬草を、口広の深めの容器に入れて、アルコールを注ぎ(薬草を覆う)蓋をして12分良く振る。容器を12日おきに良く振って、1014日冷暗所で保管する。圧搾機(なければ果汁を絞り出す袋、ガーゼなど)に入れて、ゆっくりと圧搾して絞り出したものを、色の濃い(茶色の)ビンに入れて保存する。薬用品として用いる場合は、市販品を利用する方が効き目がある。

「標準のチンキの使用量などの目安」

・アルコール(3540%、ウオッカやラム酒など)1リットルに、乾燥した薬草200g、または新鮮な薬草300gを、

  細かく切って用いる。

・一日23回、小さじ1杯を水か果汁25mlに混ぜて用いる。

・ビンは、密閉して冷暗所で保管して2年まで保存が利く。

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Salbe:ザルベ軟膏/膏薬


家庭ではワセリンやワックスを用いて軟膏を作れるが、今日は市販の軟膏が手軽に入手できるので用いるとよい。

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Creme:クレメ◆クリーム◆


家庭では乳濁液ワックスやグリセリンを用いてクリームを作れるが、今日は市販のベースクリームが手軽に入手できるので用いるとよい。

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Pulver:プルファー/Kapseln:カプセルン◆粉末/カプセル◆


粉末にした薬草を、飲みやすくカプセルに入れたり、飲み物や食物に混ぜて用いる。

「標準のカプセルの使用量などの目安」

・ドイツの場合、カプセル・ナンバー・00250mg用。

・用いる量は、一日2回、カプセル23粒まで。

・汁25mlに混ぜて用いる。

・カプセルを色の濃い(茶色の)ビンに入れて、密閉して冷暗所で保管して34ヶ月保存できる。

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Sirup:ズィルップ◆シロップ◆


煎じ茶か煮出し汁と蜂蜜か蔗糖をなべに入れて、砂糖が良く解けてトロリとするまで混ぜながら煮る。冷ましてから、ビンに移しコルクの栓をする。シロップが醗酵してビンが割れるのを防ぐために、必ずコルクの栓を用いること。ドイツのシロップの定義は、64%の糖分と36%の水分になっている。

「標準のシロップの使用量などの目安」

・煎じ汁または煮出し汁500mlに、蜂蜜か蔗糖500g用いる。500mlになるまで煮詰める。

・用いる量は、一日3回、510ml(小さじ12杯)まで。

・シロップは、密閉して冷暗所に保管して6ヶ月保存できる。

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Oelextrakt:エールエクストラクト◆オイル・エキス/薬草油◆


(冷オイル漬け)

薬草を細かく切って、ビンに入れオイルを注いで密閉して良く振り、日の当る場所に26週間放置し、ガーゼなどでオイルをこして絞り出したものを、色の濃い(茶色の)ビンに入れて保存する。

(温オイル漬け)

精油をオイルに溶け出させる方法で、薬草を細かく切って、オイルと共に湯せんにかけて5080度で23時間煮る。圧搾機(なければ果汁を絞り出す袋、ガーゼなど)に入れて圧搾して絞り出したものを、色の濃い(茶色の)ビンに入れて保存する。

「標準のオイル・エキスの使用量などの目安」

・植物性オイル(オリーブオイル、ひまわりの種オイルなど)750mlに、乾燥した薬草250g、または新鮮な薬草500g

  を用いる。

・オイルは、1年まで保存が利くが、6ヶ月過ぎると質が落ちるといわれる。

       

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Kraeuterweine:クロイターヴァイン◆薬草ワイン/薬草酒◆


薬草をワインに、26週間浸けて用いる。

「標準の薬草酒の使用量などの目安」

・白または赤ワイン1リットルに対して、乾燥した薬草100g、または新鮮な強壮作用のある薬草200g、または新鮮な

  苦味成分を含む薬草25gを用いる。

・用いる量は、食事時に、一日11グラス(70ml)まで。

34ヶ月保存が利く。

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Pflanzensaft:プフランツェンザフト◆植物の汁液◆


絞り取った植物の絞り汁を、水かButtermilch/ブターミルヒ(バターを作った後の残りのミルク)で5倍に薄めて用いる。

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Mazera:マツェラート/Lauge:ラオゲ◆灰汁(あく)◆


それに適した植物の部分を、68時間水に漬けて、その漬け汁を用いる。薬用湯にも適する。

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Alkoholloesungアルコホールレーズンク

Kraeuterbranntwein:クロイターブラントヴァイン◆アルコール漬け◆


飲用するのではなく、薬草を長期間アルコールに漬けたものを、塗り薬や湿布薬として用いる。薬用湯にも用いられる。

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Umschlagウムシュラーク◆湿布/罨法◆


葉や草、適量をなべに入れて暖め(2分ほど)しんなりしたら、患部にオイルを塗って軽く草をのせ、ガーゼなどを当てて温湿布する。23時間おきに繰り返す。

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Kompresse und Lotion:コンプレッセ、ロツィオーン◆


圧抵布とローション◆


煮出し汁、煎じ汁、チンキなどを水で薄めて患部に温湿布したり、直接パッティングして用いる。

「標準の使用量などの目安」

・煎じ汁か煮出し汁500mlと水500ml、または、チンキ25mlと水500mlを用いる。

・冷蔵庫で保管して、2日間保存が利く。

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