■効能と使用法■
・花が咲終わった後で、根を引き抜いて細い繊維を取り除き、乾燥させて用いる。
・チンキを水といっしょに内服して、不安な気持ちを解く。
・粉末(カプセル)を夜に内服して、寝付けない時、不眠症に効果的。
・洗面器に100gに対して2リットルの熱湯を入れて10分経ってからこして、薬草湯として用いる。
・煮出し汁は、鎮静作用がある。
・錠剤は、イライラして落ち着きのない時、イライラから来る頭痛などに効果的。
・鎮痙作用があるので、ストレスなどが原因で起る胃腸のケイレンを鎮めるのに効果的。
・筋肉弛緩作用
・緊張緩和作用
・血圧降下作用
■注意事項■
・チンキの使用量は1日15〜50滴、薬草茶は15gまで、1日カップを限度とする。
・他の睡眠薬等といっしょに用いてはならない。
■その他■
・根は2年経ったものが一番効き目があるといわれている。
・根を乾燥する時点で、独特ないやな匂いが作られるので、薬草茶として単独では飲み辛いため、他の薬草と混ぜるか風味をつけて用いられる。この匂いが猫の匂いと似ていることから、Katzenkraut(ネコ草)とも呼ばれる。
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